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山下ふ頭に今年いくら使う? 2026年度は19億4100万円


山下ふ頭の再開発は、将来像だけでなく、すでに2026年度の予算が動いています。

横浜市の令和8年度事業計画を見ると、山下ふ頭の再開発に関係する予算は大きく二つあります。

一つは一般会計の「山下ふ頭再開発事業」で1億2000万円。前年度の1億円から2000万円増えています。財源内訳は全額が一般財源です。ここでは、新たな事業計画の策定など、再開発を具体化するための取組が進められます。

もう一つは港湾整備事業費会計の「山下ふ頭用地造成等事業」で18億2100万円です。こちらは全額が市債として計上されています。前年度は57億4500万円だったため、今年度は39億2400万円減っています。

横浜市の予算編成過程資料では、この二つを合わせた「山下ふ頭の再開発」の2026年度事業費を19億4100万円と整理しています。

ここで注意したいのは、19億4100万円が「山下ふ頭再開発全体の最終費用」ではないことです。これは2026年度に計上された事業費です。今後の施設整備や都市基盤を含めた再開発全体の最終的な総事業費とは分けて見る必要があります。

では、2026年度は何をする年なのでしょうか。

横浜市は2026年3月に再開発の「事業計画案」をまとめ、4月7日から5月31日まで市民意見を募集しました。今後は意見を踏まえて新たな事業計画を策定し、2027年末の事業化、2030年代前半の供用を目指しています。

つまり今年度は、完成した街を造る段階というより、計画を固めながら、用地造成など再開発できる環境を整えていく段階です。

山下ふ頭は約47ヘクタール。横浜の中心部に残る非常に大きな開発空間です。だからこそ「どんな街になるか」だけでなく、「毎年度いくら使い、何に使い、誰が負担するのか」を追うと、再開発の実像が見えやすくなります。

次に見るべきなのは、新たな事業計画がどう確定するか、そして事業化に向けて費用・事業者・土地利用がどこまで具体化するかです。