横浜の水際に8.76億円。臨港パークと山下公園は2026年度にどう変わる?
横浜の海沿いを歩くと、臨港パーク、みなとみらい、山下公園へと景色が続いていきます。
2026年度、横浜市はこの「水際を歩く体験」に関わる整備へ、少なくとも2つのまとまった予算を置いています。
臨港パークを中心とする「滞在場所と歩行者動線の整備」が4億9,600万円。山下公園の「公園と道路の一体感の創出」が3億8,000万円です。この2項目を足すと8億7,600万円になります。
ただし、これは横浜の水際整備全体の総事業費ではありません。2026年度予算資料に載る、この2つの取組の金額です。
臨港パークは「歩くだけ」から「過ごせる場所」へ
臨港パークでは、休憩施設などを整備し、港の景色を楽しみながら人が集まり、憩える場所をつくるとしています。
同時に、連続性のある舗装を整え、歩きやすくつながった空間を目指します。予算額は4億9,600万円です。
ポイントは、単に新しい設備を置くことではありません。「滞在」と「移動」を一緒に設計しようとしていることです。
山下公園は「公園」と「道路」の境目を薄くする
山下公園では、公園と道路に一体感を持たせ、人の行き来を増やす整備を進めます。
2026年度は休憩施設などの設計を行い、多様な居場所づくりを進める計画です。予算額は3億8,000万円。
公園だけをきれいにするのではなく、周囲の道路や人の流れまで含めて空間を考えるのが特徴です。
なぜ2地点を一緒に見るのか
臨港パークと山下公園は離れています。しかし横浜市の予算資料では、水際線エリアのつながりを強め、歩いて楽しめる空間をつくる方向が示されています。
一つ一つの公園整備として見るより、「横浜の海沿いをどう歩き、どこで立ち止まり、どう過ごしてもらうか」という一本の都市設計として見ると、予算の意味が分かりやすくなります。
まだ分からないこと
今回確認できる4.96億円と3.8億円は、それぞれ2026年度の取組額です。これだけで将来まで含めた水際整備全体の総額や完成形が決まったとは言えません。
今後は、実際にどの施設が整備されるのか、歩行者動線がどう変わるのか、次年度以降にどこまで広がるのかを見る必要があります。
横浜の「海が見える街」は、景色だけではなく、人が歩き、休み、また次の場所へ進めるかまで含めてつくられています。
出典:横浜市「令和8年度予算」「横浜市令和8年度予算案」