市立学校501校に学校運営協議会。鶴見区の学校と地域をつなぐ仕組み
この記事が答えること
横浜市鶴見区で、公立の小中学校と地域がどんな制度でつながっているのかを、横浜市と鶴見区の公式ページに書かれている内容だけでまとめました。学校運営協議会が何を決められるのか、放課後の居場所は学校の中にあるのか、いくらかかるのか、どこに問い合わせればよいのかを、名称と数字と連絡先まで示します。
制度名・施設名・金額は、いずれも本文末の出典に挙げた公式ページの記載に基づきます。公式ページに書かれていない事柄は載せていません。
市立学校501校に学校運営協議会。校長の運営方針を承認する機関
横浜市教育委員会の「学校・地域連携推進」のページには、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)について「令和8年4月1日現在、設置校数は501校(382協議会)となっています。」と記載されています。1つの協議会が複数の学校を受け持つ形があるため、協議会の数と設置校数は一致しません。
この協議会が何をする組織なのかは、「横浜市立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則」に定められています。規則では、協議会は学校の運営およびその運営への必要な支援に関して協議する機関とされ、第9条で校長が協議会の承認を得る事項として「教育目標及び運営方針」「教育課程の編成に関する基本方針」「予算の執行計画」「施設管理に関する基本方針」が挙げられています。
さらに、設置学校の運営に関する事項について教育委員会または校長に対して意見を述べることができること、職員の採用その他の任用に関する事項について教育委員会に対して意見を述べることができることも規則に定められています。第10条では、協議会は「毎年度1回以上、設置学校の運営状況等について評価を行うものとする」とされています。
同じ「学校・地域連携推進」のページでは、関連する仕組みとして地域学校協働本部と学校・地域コーディネーターが説明されています。地域学校協働本部は「より多くの幅広い層の地域住民、団体等が参画し、緩やかなネットワークを形成することにより、地域学校協働活動を推進する体制です。」と記載されています。学校・地域コーディネーターは「学校と地域の架け橋となって、学校と地域をつなぐ方です。学校で求める教育活動のねらいと、地域の特性や地域の方々の得意なことを上手に結びつけていただきます。」と説明されています。
小学校の中にある放課後の居場所。鶴見区は各校の名前で一覧化
横浜市の「初めての人へ(放課後の居場所の概要)」のページでは、放課後キッズクラブについて「小学校の施設内にあります。」と記載されています。放課後児童クラブ(学童保育)は「一軒家や集合住宅などの民間施設にあります。」とされ、置かれる場所が異なります。
放課後キッズクラブのページには、事業の目的として「小学校施設を活用して実施する事業です。①全ての子どもたちを対象に無償で「遊びの場」を提供すること、②留守家庭児童を対象に「生活の場」を提供することを目的に実施しています。」と書かれています。対象は「原則として、当該実施校に通学する1~6年生で、利用を希望する児童」です。
鶴見区の「小学生の放課後~放課後児童クラブ(学童保育)・放課後キッズクラブ」のページには、区内の放課後キッズクラブが施設名で一覧になっています。掲載されているのは、市場小学校、寺尾小学校、上寺尾小学校、上末吉小学校、下末吉小学校、新鶴見小学校、東台小学校、末吉小学校、鶴見小学校、下野谷小学校、潮田小学校、豊岡小学校、入船小学校、生麦小学校、岸谷小学校、矢向小学校、汐入小学校、獅子ヶ谷小学校、旭小学校、平安小学校、馬場小学校、駒岡小学校の各名称を冠した放課後キッズクラブです。
この一覧に並ぶ施設名を数えると22件になります。これは公式ページに件数として明記されている数ではなく、一覧に載っている名称を数えた数です。件数そのものを確認したい場合は、出典に挙げた鶴見区のページで一覧を直接ご覧ください。
利用料は区分で分かれる。無料の枠と月額のかかる枠がある
放課後キッズクラブのページには、利用の区分ごとに開所時間と利用料が記載されています。
わくわく【区分1】は、平日は放課後から午後4時までで、利用料は「無料」と記載されています。
すくすく(ゆうやけ)【区分2A】は、平日は放課後から午後5時までです。利用料は「4~6月及び9~3月:月額2,000円+おやつ代(実費程度)」「7・8月:月額2,500円+おやつ代(実費程度)」と記載されています。
すくすく(ほしぞら)【区分2B】は、平日は放課後から午後7時までです。利用料は「4~6月及び9~3月:月額5,000円+おやつ代(実費程度)」「7・8月:月額5,500円+おやつ代(実費程度)」と記載されています。
このほか、保険加入料として「年額800円以下(放課後キッズクラブにより異なります。)」と記載されています。金額が施設によって異なるとされているため、通う予定の学校の放課後キッズクラブで確認するのが確実です。
特別支援学校に置かれる事業もある。鶴見区に無い名称の理由
横浜市の放課後の居場所に関するページでは、はまっ子ふれあいスクールについて「特別支援学校の施設内にあります。」と記載されています。内容は「主に遊びの場であり、異なる年齢の児童たちの交流などにより、児童の創造性や社会性などを養う」ものとされています。
鶴見区の放課後のページには「(「はまっ子ふれあいスクール」はありません。)」と明記されています。区内の小学校で放課後の居場所を探すときは、放課後キッズクラブと放課後児童クラブ(学童保育)の名称で情報を探すことになります。名称が似ているため、他区の情報や古い案内を見て探すと行き違いが起きやすい部分です。
区民利用施設7館のうち4館が学校名を冠する。放課後以外の使い道
学校の施設は、児童の放課後以外にも使われています。横浜市の「学校施設活用型コミュニティハウス(スクール)」のページには、「地域の皆様に身近な生涯学習や地域活動の場としてご利用いただけます。」と記載されており、備わる部屋として「研修室(多目的室)、和室、ミーティングサロン、市民図書室など」が挙げられています。あわせて「各種学習・趣味の講座なども企画し開催しています。」とされています。
鶴見区の「コミュニティハウス」のページには、新鶴見小学校コミュニティハウス、上寺尾小学校コミュニティハウス、市場小学校コミュニティハウス、寛政中学校コミュニティハウス、潮田公園コミュニティハウス、鶴見市場コミュニティハウス(ゆうづる)、鶴見中央コミュニティハウスの名称が掲載されています。
掲載されている館の名称を数えると7館で、そのうち名称に学校名を冠しているものが4館です。これらは公式ページに件数として書かれている数ではなく、掲載されている名称を数えた数です。各館の開館時間や利用手続きは館ごとに異なるため、利用の際は鶴見区のページから各館の案内を確認してください。
区内の小学校4校と県立高校が舞台に立った。令和7年度の初開催
鶴見区は「令和7年度 鶴見区合同学習発表会」を開催しました。区のページには、日時が「2026年2月27日(金曜日)10時00分開演 12時00分終了予定(開場 9時30分)」、会場が「横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール4階(鶴見区鶴見中央1-31-2 シークレイン内)」と記載されています。
参加校として、横浜市立新鶴見小学校、横浜市立入船小学校、横浜市立下末吉小学校、横浜市立鶴見小学校、神奈川県立鶴見高等学校が挙げられています。区立の小学校だけでなく県立の高校も同じ舞台に立つ構成です。
区のページには「初開催!鶴見区内小学校・高等学校による合同学習発表会を開催します!地域の魅力や課題、未来への提案--そのすべてが、子どもたちの視点から語られます。」と記載されています。開催は令和7年度で、この記事の情報確認日の時点では実施済みの行事です。今後の開催予定については、区のページで新しい年度の案内が出るかを確認してください。
学習支援を担うのは大学生や地域住民。対象は小学生と中学生
横浜市教育委員会が公開している「令和8年度版 放課後学び場事業手引き」には、放課後学び場事業の趣旨として「本事業は、家庭での学習が困難であったり、学習習慣が十分に身についていない小学生及び中学生を対象に、大学生や地域住民等の協力による放課後等の学習支援活動を実施し、子どもたちの学習習慣の確立と基礎学力の向上を図ることで、子どもたちの自己肯定感や将来の夢を育むことを目的としています。」と記載されています。
実施方法は「本事業では、小学校及び中学校を対象に次のいずれかの方法で実施します。【委託実施型】運営委員会等への委託…【学校配当型】学校へ予算配当」とされています。事業内容としては「「学校・地域コーディネーター」を中心とした保護者や地域住民等で構成する運営委員会等又は学校が、地域及び関係機関等と連携し、学校や地域の実情に応じた放課後等の学習支援活動を企画・実施します。」と書かれています。
この手引きは市全体の事業についての文書です。特定の学校で実施されているかどうかは手引きには書かれていないため、通っている学校での実施状況は学校に確認してください。
問い合わせ先は用件ごとに分かれる。鶴見区と市の担当課の連絡先
放課後キッズクラブや放課後児童クラブ、小中高等学校との連絡調整は、鶴見区こども家庭支援課の学校連携・こども担当が所管しています。同課のページには、担当の業務として「小中高等学校との連絡調整 放課後キッズクラブ 放課後児童クラブ(学童保育)」と記載され、電話番号は「045-510-1886」です。
放課後キッズクラブの制度そのものについては、こども青少年局青少年部放課後児童育成課(電話:045-671-4068)がページの問い合わせ先として記載されています。
学校運営協議会や学校施設活用型コミュニティハウスについては、教育委員会事務局学校教育部学校支援・地域連携課(電話:045-671-3278)が問い合わせ先として記載されています。
鶴見区のコミュニティハウスのページの問い合わせ先は鶴見区総務部地域振興課(電話:045-510-1687)、合同学習発表会のページの問い合わせ先は鶴見区地域振興課区民活動支援係(電話:045-510-1691)と記載されています。
出典
- 学校・地域連携推進(横浜市教育委員会)(一次情報。学校運営協議会の設置校数501校・382協議会、地域学校協働本部と学校・地域コーディネーターの説明、学校支援・地域連携課の連絡先の出典)
- 横浜市立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則(一次情報。校長が承認を得る事項、意見を述べる権限、毎年度1回以上の評価という規定の出典)
- 小学生の放課後~放課後児童クラブ(学童保育)・放課後キッズクラブ(横浜市鶴見区)(一次情報。鶴見区の放課後キッズクラブの施設名一覧、はまっ子ふれあいスクールが無い旨の記載の出典)
- 放課後キッズクラブ(横浜市)(一次情報。事業の目的、対象、区分ごとの開所時間と利用料、保険加入料の出典)
- 初めての人へ(放課後の居場所の概要)(横浜市)(一次情報。放課後キッズクラブ・はまっ子ふれあいスクール・放課後児童クラブがそれぞれどこに置かれるかの出典)
- 学校施設活用型コミュニティハウス(スクール)(横浜市)(一次情報。学校施設を使う生涯学習の場としての説明と設備の出典)
- コミュニティハウス(横浜市鶴見区)(一次情報。鶴見区のコミュニティハウスの名称と地域振興課の連絡先の出典)
- 令和7年度 鶴見区合同学習発表会(横浜市鶴見区)(一次情報。開催日時、会場、参加校、区民活動支援係の連絡先の出典)
- 令和8年度版 放課後学び場事業手引き(横浜市教育委員会・PDF)(一次情報。放課後学び場事業の趣旨、対象校、実施方法と事業内容の出典)
- 鶴見区 こども家庭支援課(横浜市鶴見区)(一次情報。学校連携・こども担当の業務内容と電話番号の出典)
- 横浜市立学校名簿(横浜市)(一次情報。区ごとの市立小学校・中学校の名簿の所在の出典)
情報確認日 2026-08-02。本文の制度名・施設名・金額・連絡先は、上記の出典に挙げた横浜市および鶴見区の公式ページに記載されていた内容です。利用料や開所時間、行事の開催予定は変更されることがあり、施設ごとに異なる場合もあります。実際に申し込む前に、出典のページと各担当課で最新の内容をご確認ください。