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南区の1世帯は平均1.84人。18区で3番目に小さく、頼る先は区内にある


この記事が答えること

南区の子育て支援は、どこに何があり、どの番号にかけ、どこへ申請するのかで決まる。この記事は令和7年国勢調査速報値と、横浜市・南区・こども家庭庁が公表している資料だけを使い、その所在と条件を並べる。数値は年次・基準日・系列を明記し、確認できなかった項目は末尾の備考に理由を書いた。

人が横ばいのまま、世帯だけが増えた区である

令和7年国勢調査速報値(横浜市集計、令和7年10月1日現在)によると、南区の人口は198,249人、世帯数は108,026世帯である。令和2年は人口198,157人、世帯数103,719世帯だった。5年間の変化は人口が92人増(0.0%)にとどまる一方、世帯数は4,307世帯増(4.2%)である。人の数はほぼ動かず、世帯の数だけが増えた。

1世帯当たり人員は1.84人となる。横浜市全体の2.09人を下回り、18区の速報値を並べると中区1.71人、西区1.78人に次いで3番目に小さい。18区の人口の合計は市計3,754,840人と、世帯数の合計は市計1,792,729世帯と、それぞれ一致する。全区が揃った上での比較である。人口では18区中10位の南区が、世帯数では6位に上がる。

古くからの住宅地という語感から大所帯を思い浮かべやすいが、統計が示すのは小さな世帯が数多く暮らす姿である。同居の家族に手を借りにくい世帯が一定数あるという前提で、区内の支援の配置を見ておく意味がある。なお速報値は要計表に基づく集計であり、確定値で変わりうる。

地域子育て支援拠点の名称は「はぐはぐの樹」である

南区の地域子育て支援拠点は「はぐはぐの樹」であり、機能が2か所に分かれている。交流スペースは南区弘明寺町158 カルムI 2階、火曜日から土曜日まで午前9時30分から午後4時までで、「居場所」「相談室」「情報コーナー」を置く。サポートルームは南区通町4-115 アイルイン弘明寺 2階、火曜日から土曜日の午前9時から午後5時までで、「研修室」「事務室」「横浜子育てサポートシステム南区支部」がある。予約を取って出向く施設ではなく、立ち寄れる場として設計されている点が拠点の性格である。

この事業は児童福祉法第6条の3第6項に基づく。こども家庭庁の実施要綱は、基本事業として「子育て親子の交流の場の提供と交流の促進」「子育て等に関する相談、援助の実施」「地域の子育て関連情報の提供」「子育て及び子育て支援に関する講習等の実施(月1回以上)」の4つを定め、実施形態に一般型と連携型を置いている。交流と相談と情報提供が同じ場所で行われるのは、制度上そう定められているからである。

窓口は区役所2階25番に集まっている

こども家庭支援課は南区総合庁舎2階にあり、住所は〒232-0024 横浜市南区浦舟町2丁目33番地である。用件によって担当が分かれ、いずれも2階25番窓口が受け付ける。母子健康手帳、児童手当、乳幼児健診、医療給付はこども家庭係(045-341-1148)。保育所等の入所相談・申請は保育担当(045-341-1149)。ひとり親・障害児相談、産前産後ヘルパー、両親教室、訪問は子育て支援担当(045-341-1151、045-341-1152)。子ども・家庭支援相談、放課後キッズクラブ、放課後児童クラブは学校連携・こども担当(045-341-1153、045-341-1155)である。かける前に用件を担当に当てておくと早い。

健診は4階、保育所等の申請は3つの経路がある

乳幼児健康診査は南区役所4階の健診会場で行う。4か月児健康診査の対象は生後4か月から1歳未満、1歳6か月児健康診査は生後1歳6か月から2歳未満、3歳児健康診査は生後3歳から4歳未満である。いずれも母子健康手帳と記入済みの問診票を持参し、3歳児健診では当日の早朝尿も必要になる。このほか1か月・7か月・12か月の医療機関乳幼児健康診査、生後4か月までのこんにちは赤ちゃん訪問がある。

認可保育所等の利用申請は、窓口・郵送・オンラインの3経路である。窓口は南区役所こども家庭支援課で平日午前8時45分から午後5時まで、郵送は同課保育担当宛、オンラインは案内されたリンクから行う。区は「締め切り直前は申請が集中し、書類の審査および不足書類の連絡に時間を要しますので、お早めに申請してください」と書いている。園選びの相談には保育・教育コンシェルジュがある。

預かりは登録と予約が前提である

一時保育事業は、認可保育所等に在籍していない未就学児童が対象で、ひと月の利用限度は児童1人当たり120時間である。就労等による非定型的保育、疾病や冠婚葬祭などの緊急保育、負担軽減のためのリフレッシュ保育に分かれる。乳幼児一時預かり事業は理由を問わず預かるもので、対象は生後57日から小学校就学前まで、利用料は1時間あたり300円を上限に施設ごとに設定されている。いずれも横浜市の一時預かり・病児保育WEB予約システムで施設を探し、予約できる。

病児保育事業の対象は生後6か月から小学校6年生までである。南区の実施施設は、みやじ小児科クリニック「オリーブ病児保育室」(南区六ツ川三丁目86番地の6 2階)である。急に必要になってから登録するのでは間に合わない性質の事業であり、事前の手続きを済ませておく前提で使う。

保育園による地域子育て支援も区内で行われている。市立は井土ケ谷保育園(育児支援センター園)、しろばら保育園、永田保育園、私立常設園は久良岐保育園、認定こども園山王台幼稚園、みなみマーノ保育園で、園庭開放、交流保育、育児講座、育児相談などを実施している。

外国人住民は15,287人である

横浜市のオープンデータ「外国人人口-行政区」(住民基本台帳、令和8年6月30日現在)によると、南区の外国人人口は15,287人である。18区では中区19,672人、鶴見区19,445人に次いで3番目に多い。18区の合計は市計143,889人と一致する。子育ての制度は国籍を問わず利用できるものが多く、横浜市は生活ガイドの多言語ページでも子育て支援施設を案内している。窓口に行く前に多言語の入口を確認しておくと、手続きの見通しが立てやすい。

出典

情報確認日 2026-08-02。記載の数値・名称・電話番号・開所時間はいずれも上記ページの記載時点のものである。国勢調査の値は令和7年10月1日現在の速報値であり、確定値で変わることがある。外国人人口は令和8年6月30日現在の住民基本台帳に基づく値で、国勢調査とは系列が異なるため相互に足し引きしていない。制度の対象・料金・受付方法は年度によって変わるため、利用前に各ページと南区役所で確認されたい。