横浜の「教育費」3337億円。学校の授業だけのお金じゃない
「教育費」と聞くと、先生や学校の授業に使うお金を思い浮かべるかもしれません。
横浜市の2026年度の教育費は333,733,660千円。約3,337億円です。
かなり大きな数字ですが、中身を見ると「学校で授業をするためのお金」だけではないことが分かります。
例えば、学校保健体育費は約393億円。この中には学校給食費などがあります。教育施設整備費は約489億円で、学校の整備や営繕などに使われます。
さらに、生涯学習費は約69億円です。ここには図書館費や文化財保護費なども含まれています。
つまり横浜市の「教育」は、子どもが教室で授業を受ける時間だけを指しているわけではありません。食べること、安心して過ごせる校舎を維持すること、本を読む場所をつくること、地域の文化を残すこと、大人が学ぶ環境を支えることまでつながっています。
これは、学びを考えるときに面白い視点です。
私たちは学校を卒業すると「教育とは少し離れた」と感じがちです。しかし市の予算をたどると、図書館や生涯学習、文化財など、学校の外にも学ぶための公共的な仕組みが置かれています。
約3,337億円という数字そのものを覚える必要はありません。大切なのは、「教育費」という一つの言葉の中に、教室、給食、図書館、文化、建物など、かなり違う役割が入っていることです。
予算書は難しそうに見えます。でも項目を一つずつ開いてみると、その街が「学ぶこと」をどこまで広く捉えているのかが見えてきます。