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卵の「賞味期限」は、捨てる日じゃない。何の期限?


卵パックの「賞味期限」を過ぎたら、すぐ捨てる。そう思っている人もいるかもしれません。

でも、卵の賞味期限には少し特別な意味があります。農林水産省は、卵の賞味期限を「生食できる期限」と説明しています。

つまり、表示された日付は「この日を過ぎた瞬間に食べられなくなる」という意味ではありません。農林水産省のQ&Aでは、賞味期限を過ぎた卵について、割ったときの状態に問題がないことを確認したうえで、食品全体が70度に達するよう十分に加熱調理すれば食べられると案内しています。

ただし、「期限後でも絶対大丈夫」という話でもありません。卵は冷蔵庫で保管し、割ったら早く食べることが基本です。農林水産省は、サルモネラ食中毒の原因になりやすい食品として、生卵や加熱不足の卵料理などを挙げています。

特に乳幼児や高齢者は、サルモネラによる症状が重くなることがあります。家庭にこうした人がいる場合は、より安全側に考え、十分に加熱することが大切です。

覚え方はシンプルです。「賞味期限=生で食べる目安」。期限内なら保存方法を守って扱い、期限を過ぎたものは状態を確認して十分に加熱する。ひび割れや異臭など異常があるものを、期限の考え方だけで無理に食べる必要はありません。

冷蔵庫の卵を見たとき、「期限切れだから即廃棄」ではなく、「これは何の期限なのか」を知っているだけで、食品を安全に扱う判断が少し変わります。