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雷が光って3秒後にゴロゴロ。約1km先?


ピカッと光ってから、少し遅れて「ゴロゴロ」と聞こえる雷。光と音は別々の瞬間に出ているように感じますが、気象庁によると、雷の光と音はほぼ同時に発生しています。

差が生まれる理由は、進む速さです。

音は空気中を1秒でおよそ340メートル進みます。一方、光は1秒でおよそ30万キロメートル。人が体感する距離では、光はほとんど瞬時に届き、音だけがあとから追いかけてくるように感じます。

このため、光ってから音が聞こえるまでの秒数を数えると、雷までのおおよその距離を考えられます。たとえば3秒なら、340メートル×3で約1,020メートル。ざっくり「約1キロ先」という目安です。6秒なら約2キロ、9秒なら約3キロと考えられます。

ここまでは、身近な科学として面白い話です。ただし、この計算を「まだ遠いから外にいて大丈夫」という安全判断には使わないでください。

気象庁は、雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、落雷が差し迫っているとして、速やかに安全な場所へ避難するよう案内しています。雷ナウキャストでも、活動度2〜4は、すでに積乱雲が発生し、いつ落雷があってもおかしくない状態です。

避難先としては、鉄筋コンクリートの建物、自動車、バス、列車の内部などが比較的安全とされています。屋外で「何秒だからまだ大丈夫」と待つのではなく、雷鳴が聞こえたら避難する。この順番が大切です。

雷までの秒数は、光と音の速さの違いを実感するための小さな実験にはなります。でも本物の雷の前では、安全が先。知識は、面白さと行動の両方につながってこそ役に立ちます。