牌楼は10基と公式に記載がある。横浜中華街を歩く前に確かめられる事実
この記事が答えること
横浜中華街について、公的機関と公式団体のページに実際に書かれている事実だけを並べる。門の数と名称、二つの廟の所在地、横浜市全体の観光統計、市の喫煙禁止地区の指定状況、最寄り駅の公式表記の五点である。
個々の飲食店を推薦する内容は含まない。味・品質・人気の優劣は一次情報で裏を取れないため、本記事では扱わない。公式の一覧に掲載されているという事実と、公式が公表している数値・年・名称のみを記す。
公式同士で表記が食い違う箇所がある。断定しない範囲を示す
横浜中華街発展会協同組合の公式サイトは、同組合の所在地を「〒231-0023 横浜市中区山下町118-2 廣東會館ビル5F」と記載している。一方、横浜市観光情報サイトの同組合事務局の住所欄は「231-0023 神奈川県横浜市中区山下町118-2 留日廣東會館ビル5階」となっており、ビル名の表記が一致しない。
本記事では両者が一致する「横浜市中区山下町118-2」までを事実として扱い、ビル名は断定しない。
なお、加盟店舗数と設立年は、発展会協同組合の当該ページには記載がない。取得は成功しているが値が載っていない、という状態である。
店の数は市の公式サイトが約600軒以上と記す。規模の目安になる
横浜市観光情報サイトの横浜中華街のスポットページは、「約600軒以上の店がひしめいています。」と記載している。同じ文の前段では「世界最大級の規模を誇る横浜中華街には、」という表現が使われている。
この「世界最大級」という表現は、あくまで横浜市観光情報サイトの当該ページに書かれているものとして読んでほしい。同ページに「日本最大」という表現は使われていない。
門の名称と数は公式に公開されている。街の輪郭を先につかめる
横浜中華街発展会協同組合の公式サイトは、「横浜中華街には現在、10基の牌楼(門)が建っています。」と記載している。同ページに名称が挙げられている牌楼は次のとおり。
- 善隣門
- 朝陽門
- 朱雀門
- 延平門
- 玄武門
- 西陽門
- 天長門
- 地久門
- 市場通り門(2基)
朝陽門については、「2003年2月1日に立派な牌楼が落成し、高さ13.5メートル、幅12メートルで中華街で最大の門となりました。」と書かれている。「中華街で最大の門」は同ページの記載をそのまま引いたものである。
善隣門については、「1955年2月、戦後復興の願いを込めて初代が完成し、そのころは「牌楼門」と呼ばれていました。」と記載されている。
二つの廟の所在地は市の資料にある。立ち寄り先を先に決められる
横浜市観光情報サイトは、二つの廟をそれぞれ次の表記と住所で掲載している。廟名の「浜」と「濱」の使い分けも、同サイトの表記に従った。
- 横浜関帝廟/231-0023 神奈川県横浜市中区山下町140番地
- 横濱媽祖廟/231-0023 神奈川県横浜市中区山下町136
横濱媽祖廟について、同サイトは「2006年に建立された施設です」と記載している。
横浜関帝廟の創始の年について、同サイトは伝聞の形で記しており、断定していない。そのため本記事では創始年を書かない。
市全体の観光統計は2024年が最高値。混み方の見当をつけられる
横浜市にぎわいスポーツ文化局観光MICE振興課が令和7年6月5日に発表した記者発表資料によると、令和6年度横浜市観光動態消費動向調査で、2024年(1月から12月)の観光入込客数(実人数)は3,773万人、観光消費額は4,564億円だった。
同資料は「統計算出以来(平成21(2009)年以降)、観光入込客数は2015年を上回り、観光消費額は2019年を上回り、過去最高となりました。」と記している。
この二つの数値は横浜市全体を対象とした調査の値であり、横浜中華街だけを集計した数値ではない。中華街単独の来街者数を示す公表値は、本記事の確認範囲では見つかっていない。
市が指定する喫煙禁止地区の一覧に山下町はない。足元の扱いが分かる
横浜市の喫煙禁止地区のページは、根拠となる条例を「横浜市空き缶等及び吸い殻等の散乱の防止等に関する条例」とし、「喫煙禁止地区の取組に違反した者は、罰則(過料2,000円)の対象となります。」と記載している。
同ページに地区名が挙げられているのは、横浜駅周辺地区、みなとみらい21地区、関内地区、鶴見駅周辺地区、東神奈川駅周辺地区、新横浜駅周辺地区、戸塚駅周辺地区、二俣川駅周辺地区である。この「8地区」という数は公式の記載ではなく、一覧に挙げられた地区名を数えた数である。
この一覧に、横浜中華街の所在地である山下町の名は挙げられていない。喫煙禁止地区の指定の有無と、施設ごとの受動喫煙防止の取り扱いは別の制度であり、同ページはその点まで示していない。
最寄り駅は公式に駅番号まで示されている。行き方を先に固定できる
みなとみらい線を運行する横浜高速鉄道株式会社の公式サイトは、駅名を「元町・中華街」、駅番号を「MM06」と表示している。
同ページには出口の番号や名称の一覧は掲載されていない。取得は成功しているが、出口情報については判定不能である。
出典
- 横浜中華街発展会 | 横浜中華街発展会協同組合 公式サイト(一次情報。公式団体名と事務局所在地の出典)
- 牌楼(門)について | 横浜中華街発展会協同組合 公式サイト(一次情報。牌楼10基という記載、各門の名称、朝陽門と善隣門の記述の出典)
- 横浜中華街 | 横浜市観光情報サイト(一次情報。約600軒以上という記載と「世界最大級」という表現の出典)
- 横浜関帝廟 | 横浜市観光情報サイト(一次情報。廟名の公式表記と所在地の出典)
- 横濱媽祖廟 | 横浜市観光情報サイト(一次情報。廟名の公式表記、所在地、2006年建立という記載の出典)
- 2024年(1月~12月)の観光入込客数は3,773万人、観光消費額は4,564億円 | 横浜市記者発表資料(一次情報。観光入込客数と観光消費額、調査名と発表日の出典)
- 喫煙禁止地区 | 横浜市(一次情報。条例名、過料額、指定地区名の出典)
- 元町・中華街駅 | みなとみらい線 横浜高速鉄道株式会社(一次情報。駅名の公式表記と駅番号の出典)
情報確認日 2026-08-02。本記事の数値・名称・年は、上記の各ページを同日に複数回取得し、同じ値が再現したもののみを採用している。横浜市の観光統計は横浜市全体を対象とした令和6年度横浜市観光動態消費動向調査の値であり、横浜中華街単独の値ではない。牌楼の基数や催事の内容は変更されることがあるため、訪問前に各公式ページで最新の記載を確認してほしい。