横浜市の資源集団回収と拠点回収 ― 何をどこへ持ち込めるかを公式情報で整理する
この記事が答えること
横浜市の「資源集団回収」がどのような制度で、誰が登録でき、奨励金をいつ申請するのかを整理する。あわせて、家庭から出た資源物を自分で持ち込める「資源回収拠点」(センターリサイクル、資源回収ボックス)と、小型家電回収ボックス、古紙オープンヤード、家庭の廃食油回収で何を受け入れているのかをまとめる。記載はすべて横浜市の公式ページに書かれている内容のみである。
資源集団回収とは何か
横浜市は資源集団回収を、自治会・町内会等の地域団体が契約した民間の回収事業者により古紙・古布等を回収される制度と説明している。対象は紙類(新聞、段ボール、雑誌、紙パック、その他の紙)と布類で、一部地域ではアルミ缶・スチール缶、びん類も対応するとされている。市の収集とは別に、地域が自ら事業者と契約して行う仕組みである点が特徴である。
登録できる団体と、はじめ方
市は、自治会町内会の他、○○資源の会など、任意の団体で登録可能としている。一方で、マンション管理会社(第三者管理方式を除く)や福祉施設などの事業者は登録できないとされ、世帯数が少ない場合は実施が難しい場合もあると注記されている。
手順は、実施の決定と代表者・担当者の決定、回収事業者の決定・調整、登録団体としての市への登録、回収の実施準備、奨励金の申請という流れである。登録時の書類として「資源集団回収団体登録申請書(第1号様式)」と「資源回収場所等申出書(第2号様式)」が挙げられている。問い合わせ先は電話045-671-3819、ファクス045-662-1225、メールsj-gyomu@city.yokohama.lg.jpである。
奨励金の申請とオンラインシステム
市は登録団体に対する「奨励金」の申請手続きを案内している。申請期限は、回収した月の翌月の20日まで(4月回収分:5月の20日まで)とされている。申請方法はオンライン申請と、紙書類での申請(横浜市資源集団回収伝票兼奨励金交付申請書、または奨励金申請書を郵送)の二通りである。
オンラインについては、令和6年4月から資源集団回収オンラインシステムの運用が開始され、パソコンやスマートフォンでの登録情報の変更や、奨励金の申請手続きが可能とされている。利用には、令和6年2月末(回収事業者は1月末)に送付されたID/パスワード通知書が必要である。
センターリサイクルに持ち込めるもの
市は、個人のライフスタイルにあわせて、資源物を直接持ち込める常設の資源回収拠点として、センターリサイクルと資源回収ボックスを案内している。
センターリサイクルの受入れ品目は、古紙(新聞、雑誌・その他の紙、段ボール、紙パック)、古布、プラスチック資源、缶・びん・ペットボトル(飲料・食料用)、小さな金属類、電池類、スプレー缶、燃えないごみである。受付は各区の資源循環局事務所で9:00~16:00(月曜日~土曜日)、ただし11:30~13:30はご遠慮くださいとされている。緑区(長坂谷ストックヤード)と栄区(栄ストックヤード)は9:00~12:00、13:00~16:00(月曜日~土曜日)である。
古布・燃えないごみを持ち込む場合は事前にお住いの区の資源循環局事務所まで問い合わせるよう案内されている。ヤード内での分別はできないため、分別した状態で持ち込む必要がある。年末年始時期や土曜日は非常に混雑し、長時間待つ可能性があるとされている。
資源回収ボックスと古紙オープンヤード
資源回収ボックスの回収品目は、紙類(新聞、雑誌・その他の紙、紙パック)と布類(古着、古繊維、タオル、シーツ)で、段ボールは対象外である。設置場所は一部の区総合庁舎・地区センター・スポーツセンターなどで、利用時間は各施設等の開館・開店時間中に限られる。対象は家庭から出される資源物のみで、事業活動に伴う資源物の持ち込みはできず、買い取り(有償)ではないと明記されている。
古紙オープンヤードは新聞・雑誌・段ボール・紙パックを受け入れる。市は、これらのヤードは横浜市の施設ではないと注記しており、利用は事前に要連絡、受付時間等の詳細は各ヤードに直接問い合わせるよう案内している。
小型家電回収ボックス
対象は、回収ボックスの投入口(30センチ×15センチ)に入る長さ30センチ未満の、電気・電池で動作する製品である。パソコンも対象に含まれる。電池類や電球・蛍光灯は取り外してから投入し、臭気の強いもの(電動灯油ポンプ等)は対象外である。取り外せるバッテリーは黄色い回収缶(小型充電式電池リサイクルボックス)へ出すよう案内されている。
設置場所は、市庁舎及び各区総合庁舎、資源循環局収集事務所、焼却工場(保土ケ谷工場を除く)、各区区民利用施設、一部の大型スーパー等である。小型家電は袋等に入れずに、そのまま回収ボックスに投入することとされ、個人情報が含まれる製品(パソコンや携帯電話、スマートフォンなど)は個人情報を消去してからボックスに入れる必要がある。一度投入した製品は返却できない。
家庭の廃食油の回収
横浜市は廃食油をSAF(持続可能な航空燃料)へ利活用する取組として「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクト(Fry to Fly Project)を案内している。対象は常温で液体の植物性油(例:サラダ油、ごま油、なたね油、コーン油、紅花油、米油、大豆油、ひまわり油、オリーブオイル等)である。常温で固形の植物性油、鉱物系油、動物性油、食品や香辛料が混ざった油、事業系油は対象外とされている。回収は市内のスーパーマーケット店頭で行われており、担当は脱炭素・GREEN×EXPO推進局脱炭素社会移行推進部循環型社会推進課である。
出典
- 横浜市「古紙・古布等の資源物の回収(資源集団回収)について」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/shudan/syuudannkaisyuunitui.html (一次情報。制度の定義、対象品目、資源循環局家庭系廃棄物対策部業務課の連絡先)
- 横浜市「資源集団回収のはじめ方」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/shudan/toroku/kakusyusinnsei.html (一次情報。登録できる団体、手順、様式名、問い合わせ先)
- 横浜市「奨励金の申請について(登録団体)」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/shudan/toroku/appli.html (一次情報。奨励金の申請期限と申請方法)
- 横浜市「資源集団回収オンラインシステム」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/shudan/online-system.html (一次情報。運用開始時期とID/パスワード通知書)
- 横浜市「資源回収拠点」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/tyokusetsu/shigenkaisyukyoten.html (一次情報。拠点回収の位置づけ)
- 横浜市「センターリサイクル」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/tyokusetsu/center_recycle.html (一次情報。受入れ品目と受付時間)
- 横浜市「資源回収ボックス」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/tyokusetsu/shi5.html (一次情報。回収品目と設置場所、利用条件)
- 横浜市「古紙オープンヤード」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/tyokusetsu/koshi_yard.html (一次情報。受入れ品目と市の施設ではない旨)
- 横浜市「小型家電の回収・リサイクルにご協力ください」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/tyokusetsu/koden.html (一次情報。投入口サイズ、対象品目、設置場所、注意事項)
- 横浜市「廃食油のSAF(持続可能な航空燃料)への利活用の取組」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/ondanka/etc/SAF.html (一次情報。対象となる油、対象外、担当課)
- 横浜市「資源物の直接持込み・回収」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/tyokusetsu/ (一次情報。持込み先の一覧)
情報確認日 2026-08-01。回収品目や拠点は変更される場合があるため、持ち込む前に上記の公式ページで最新の内容を確認してほしい。